久々に西へ…
狙いはサビキ仕掛けで狙う松山沖 伊予灘のメバル。
このエリアは狙いの魚種が豊富なせいか メバルを狙う船は少ない。
本日は まこと遊漁。
メバル狙いで出船してくれる貴重な船。
現在はタチウオのシーズンなので,
今日もポイントでは100隻200隻の大船団になっていそう。
船頭さんにメバルの状況をお聞きしても
最近はメバル狙いで出船しておらず,状況は不明。
前日メバルを狙った僚船からの情報も 食いはよくないということ。
メバルの一日するのも厳しそうなので,
タチウオ用のジギングタックルも2セット準備。
今期好調を推移していたタチウオも
一時より食いが落ちていてここ数日は1日やっても20匹前後と
こちらもあまり期待できそうにない。
土曜日ということで曳き釣りや底曳き漁師が休み。
他の日ほどプレッシャーがないのでタチウオの食いも悪くはなさそう。
出船時に どうします?と聞かれたので
とりあえずメバルでいけるところまで…とお願い。
7時 出船。
しばらく走って 船は速度を落とした。
干潮の潮止まりなのでなので
島と島との間の水道を狙う。
潮が動くと攻められないポイントなので
潮が動き出すまでのわずかな間が勝負タイム。
絶大な威力を発揮する仕掛けをセット。
最近 このサビキのバッタモン コピー商品が出回っているが
似て非なる物,釣果には本家と雲泥の差がある。
最初の流しから いい感じで当たってくる。
追い食いもバッチリ。
23〜24cmの中型4連。
大きいサイズはでないものの コンスタントに釣れ続け
潮が飛び出すまでの小一時間で20匹あまりキャッチ。
ポイントを移動後も スカ流れなく当たってくる。
島が多く 流れが速く複雑なこの海域は いかにもメバルが潜んでいそうな感じ。
力強いアタリと重量感のある引きで揚がってきたのは
28cmのダブル。
今期より導入した 「尺メバル判定器」(笑)
尺メバルまであと2cm…
一つのポイントで大中小といろいろなサイズが混じり
なかには こんな超マイクロメバルも。
メバル(大)にエサにされそうなサイズ
島づたいにポイントを転々。
何処のポイントに入ってもコンスタントにヒットしてくる。
2匹3匹掛かったくらいでは揚げない。
そのまま辛抱して ひたすら追い食いを狙う。
4,5匹(またはそれ以上)掛かったたらゆっくりと巻き上げを開始する。
メバルの数釣りができるかどうかは
いかに追い食いをさせることができるかにかかっている。
最初の1匹が何番目の枝にどれくらいのサイズが掛かったのかを
竿先の感触から判断し
ゆっくり巻き上げながら追い食いを狙うのか
そのままステイで辛抱して追い食いを狙うのか
逆にラインを出しながら追い食いを狙うのか
メバルの食い気や底の状況に合わせて臨機応変に対応する必要がある。
詳しくは 「メバルのサビキ釣り」を参考に。
潮が引きに変わり 数狙いから型の狙えるポイントへ移動。
昨年 尺メバルが多数出たポイント。
魚探には映らないが底のシモリの際で大型が食ってくる。
となりのメッキーさんに いきなり30cmの尺メバル!!
おるおる。
次の流しで 私の竿にも強烈なアタリ。
竿先を海面まで引きずり込む今日一番のアタリの主は
間違いなく尺メバルのはず。
根に潜られないように 何とか底を切って
あとは巻き上げるだけとなったところで
スカッって無念の針はずれ。
手応え十分だっただけに…
さらにポイントを移動して
大型のアタリ。
再び 尺メバル測定器にかけてみると
1cm足りない。
ここでも追い食い成功。
25cm前後がこれだけつくと取り込みもひやひや。
今日は追い食いさせすぎて
巻き上げ途中で仕掛けのもとから切れてしまうなんてこともあった。
最後のポイントで何とか尺超えを目指す。
今日はどのポイントも貸し切り状態。
他船に邪魔されることなく 実にのんびりと釣りができる。
ここでもいい感じで追い食い。
願いが通じたのか 最後の流しで竿先をひったくるアタリ。
期待したが また29cm。
一番上の枝に付いていたので 思いのほか 引きが強烈だったわけか。
16時 終了。
真冬にしては珍しく 一日凪のメバル日和だったせいか
どのポイントでも食いはよく スカ流れもほとんどなかった。
ジギング用の50Lクーラーがほぼ一杯に。
産卵期で不安視されていたメバルの食いも ここでは心配なかったようだ。
メバルの魚影が濃い割に 競合する船もなく
船頭さんの思うポイントをきっちり回れて好釣果を出すことができた。
メバル釣りの大半は船頭さんの潮やポイントをきっちりと読む腕にかかっている。
あと残りは 釣れるサビキを使うことと 最後にちょっとした釣り人の技量。
鯛ラバやジギング専用船に見えますが この船の船頭さん
メバルを釣らせる腕も間違いなく一級品なのである。
本日の釣果 メバル 〜29cm 135匹